アマチュア講談師集団

渥美講談塾のチャレンジ

渥美講談塾について

「渥美講談塾」は1997年11月に設立された千葉県千葉市のアマチュア講談師集団(自称)です。

宝井琴梅(講談協会会長)、宝井琴嶺(講談協会所属、講談界最高年齢)が講談の神髄と楽しみ方を「芸は人なり」と教授するいわば外弟子集団。

23年間に教授した演目は、古典講談から創作講談合わせて150本以上。定期発表会の他、アマチュアながら海外公演、稲毛未来寄席などの地域寄席、出前講談、講談付き講演など開催。

多才でユニークな塾生は92歳から17歳。講談という日本の話芸を活用し、アマチュアだからこそできる様々な試みにチャレンジしています。

◎稽古は月2回(土曜日16:00~18:00毎回自由参加の打ち上げ有)

◎プロの講談師の先生(宝井琴梅先生、宝井琴嶺先生)を招いて稽古しています。

 2024年1月からは宝井琴梅先生(前講談協会会長)と神田すみれ先生(講談協会副会長)となります。

◎毎年秋には塾生が全員参加の発表会を行っています。

◎不定期に古典講談の題材となった故地を訪ねる『歴史探訪の旅』も実施。

◎講談に必須の張り扇(はりおおぎ)の作成、着物の着付け等はベテランの塾生が適宜指導。

◎入会金 ¥10,000 月謝 ¥6,000 (8月は夏季休暇)

随時入塾受付。来たれ!元落研、元演劇部、寄席好き、おしゃべり好き、酒好き、シャイなあなたから脳トレ希望のアクティヴシニアまで。あなたも是非参加してみませんか。突然の見学訪問も歓迎。高校生・大学生の特待生度あり。

お問い合わせはメール(koudanjuku@gmail.com)でお願いします

開催場所:渥美講談塾/〒260-0013 千葉市中央区3-17-2ライオンビル3F(きぼーるの筋向かい)

主宰について

塾長 渥美剛治(矢梅)

今はなき黒門町本牧亭に通い続け、講談師を夢見た熱烈講談マニア。定年を前にして前座修業を願い出るが59歳の前座は無理と断念。内弟子がダメなら外弟子になろうと連れ合いの渥美雅子ともに「渥美講談塾」を主宰。

塾頭 渥美雅子(右桜左桜)

千葉県で初の女性弁護士。NPO法人DV被害者支援基金理事長、NPO法人高齢社会をよくする女性の会監事、男女共同参画社会作り功労者として内閣総理大臣賞受賞等々。著書多数の他、次々に創作講談を創出。

講師の紹介

宝井琴梅

講談協会 相談役、宝井琴梅先生。

東京で生まれ、高校卒業後溶接工となるが、講談の魅力にとりつかれ、1966年12代目田辺南鶴師に入門。前座名鶴遊。1968年南鶴師の死去により五代目宝井馬琴門下となり、琴時と改名。1969年二つ目。1975年真打昇進。宝井琴梅を襲名。

1996年新潟県南魚沼市に「梅桜亭」オープン。講談協会常任理事。

講談の歴史を重んじる一方、日本の話芸としての可能性を模索し、出前講談、辻講釈、農業講談、JAZZ講談、シンセサイザー講談、梅桜寄席などユニークな活動を行う。

公式サイト:梅桜亭にようこそ

著書「おらぁ日本のマンマが食いてえ:出前講談」

宝井琴嶺(~2023年)

今や講談界の最高年齢となった宝井琴嶺先生。

東京で生まれた後、青森県黒石市へ疎開。高校卒業後上京して、東京芸術座などで女優として舞台を踏む。

六代目宝井馬琴に弟子入りし、45歳で前座として初舞台、1990年琴嶺と改め真打に昇進。

1993年女流講釈師初の文化庁芸術祭賞受賞。

リズムと口跡が身上の修羅場読みに加え、歴史物、怪談、世話物や、世相を批評したオリジナル講談まで、幅広い演目を自在に語る。

著書「四十五歳の前座」「修羅場は異なもの味なもの:講談人生駆歩記

神田すみれ(2024年~)

講談協会 副会長 神田すみれ先生

文学座付属演劇研究所、演劇集団『円』を経て1980年4月二代目神田山陽に入門。1983年5月 二ツ目昇進。1989年9月真打昇進。

「赤穂義士伝」(南部坂雪の別れ、赤垣源蔵、堀部安兵衛他)、「怪談」(四谷怪談、牡丹灯籠、真景累ヶ淵他)、」「妲己のお百」など古典講談の他に、「渋沢栄一」など新作講談も多数創作し口演、好評を得ている。

神田すみれ公式ウェブサイト
Twitter@kanndasumire

塾生の紹介

塾生は現在、22人。10代から90代まで男女半々。各自 芸名(高座名)を持っており、渥美剛治塾長の高座名は師匠の琴梅師にちなんで渥美矢梅(ヤバイ)。塾の雰囲気も自由で風通しの良い気風なので、普段の授業は古典講談が中心だが塾生が作った創作講談も多く、自身の実体験、職場環境を通じて得られた医療・福祉・日常の経済生活などの現代社会の課題を語る塾生もいます。

名調子!塾長:渥美矢梅(渥美剛治)

今はなき黒門町本牧亭に通い続け、講談師を夢見た熱烈講談マニア。定年を前にして前座修業を願い出るが59歳の前座は無理と断念。内弟子がダメなら外弟子になろうと連れ合いの渥美雅子ともに「渥美講談塾」を主宰。プロよりプロっぽい語りで聴衆を魅了していたが65歳で脳出血による失語症。何回かの発病にもかかわらず講談リハビリで奇跡の回復。日常言語は失語症状にも関わらず高座に上がると湧き上がる名調子。

塾頭:渥美右桜左桜(渥美雅子)

千葉県で初の女性弁護士。テレビドラマ「弁護士かあさん」のモデル。女と仕事の未来館館長(2003年~2011年)時代は年2回の未来寄席でプロとアマのコラボ講談開催。NPO法人DV被害者支援基金理事長、NPO法人高齢社会をよくする女性の会監事、男女共同参画社会作り功労者として内閣総理大臣賞受賞等々。著書多数の他、次々に創作講談を創出。子宮癌手術の退院日、大学病院ロビーで講談を披露する根っからのイベント好き。

石畑梅々
佐々木羅々梅
桂五郎梅
平野華嶺
高藤世梅
津久井優嶺
鈴木梅脚
市原夜香梅
山本梅音鈴
加納塩梅
木村半梅
松井銀梅
鬼沢江戸梅
桝谷梅かほる
塚原梅庵
馬場救梅
山村翔梅
山下忠梅

活動実績

渥美講談塾では、定期発表会に加えて、年間を通じて高齢者施設や地域の集会等へボランティアで出張講談も行っています。海外へも中国やブラジル、パラグアイ、ニューヨーク、ロスアンジェルスの現地日本人会との交流行事で出張講談を行いました。